2014/9/22-27
- 2014.09.22
- ディボーションの友
2014/9/22 (月) 担当 高谷清師 ?コリ10:10 賛美 新聖歌397
パウロはイスラエルの悪についてさらに述べる。「彼らの中には不平を言う者がいたが、あなたがたはそのように不平を言ってはいけない。不平を言った者は、滅ぼす者に滅ぼされました」と。これは出16−17章に記されているコラ、ダタン、アビラムの反逆事件を指しているであろう。これは、レビの子ケハトの孫でイツハルの子であるコラが、ルベンの孫でエリアブの子であるダタンとアビラム、およびペレトの子であるオンと組み、集会の召集者である共同体の指導者、二百五十名の名のあるイスラエルの人々を仲間に引き入れ、モーセとアロンに反逆した事件である。彼らは「あなたたちは分を越えている。共同体全体、彼ら全員が聖なる者であって、主がその中におられるのに、なぜ、あなたたちは主の会衆の上に立とうとするのか。」(民 16:3)と言って、神が立てられた指導者、モーセとアロンに反逆したのである。彼らは「地は口を開き、彼らとコラの仲間たち、その持ち物一切を、家もろとも呑み込んだ。彼らと彼らに属するものはすべて、生きたまま、陰府へ落ち、地がそれを覆った。彼らはこうして、会衆の間から滅び去った(民16:32-33)」のである。主の立てられた指導者と御心に逆らうことは恐ろしいことである。心を尽くして主のみ旨に従おう。
2014/9/23(火) 担当 ラウジー満世師 歴代誌上29:21-30 賛美 新聖歌354
いよいよ歴代誌上の最後である。1-9章でイスラエルの歴史を系図を通して語り、10章でサウルに関して語った後、ダビデについて詳しく伝えて来た。そしてここでダビデの時代が終わる。歴代誌上では終始ダビデが神殿建築の準備を整え、また神殿が完成したときにそこで行われる礼拝、祭儀が滞りなく行われるために組織を整えていったことが記された。列王記と比べると、ダビデの罪が詳しく語られることはなく、歴代誌の関心は後の時代の礼拝のために備えたダビデに集中している。そして神に忠実であったダビデが死ぬときには次の王ソロモンへの王位の受け渡しが問題なくスムーズになされ、ダビデ自身も「高齢に達し、富と栄光に恵まれた人生に満足して死」(29:28)んだ。そしてダビデの事績については三つの書に記録されている。
ダビデの時代の後のユダの歴史を見るとき、ダビデが準備した礼拝、祭儀の形は受け継がれていく。そして神に従ったダビデがその後の王の評価基準になっている。神が人に何を望まれるのか、それはすでに記されている。今私たちも神を信じる者としてどのように歩むべきか、み言葉に学び、正しい道を歩みたい。
2014/9/24 (水) 担当 高谷清師 ?コリ10:11 賛美 聖歌635
神は奴隷の苦役に苦しむご自身の民の叫びを聞き、モーセとアロンを立ててエジプトを撃ち、恵みをもって民を導き出し、解放してくださった。しかし、民は神の前に悪を行った。それ故、神は彼らを撃ち滅ぼされた。これらの出来事を記しながらパウロは「これらのことは前例として彼らに起こったのです。それが書き伝えられているのは、時の終わりに直面しているわたしたちに警告するためなのです」と述べる。神はご自身の時が満ちた時、約束に従って御子を遣わし、このお方を十字架につけることによって贖いの御業を成就し、私たちに救いの道を開いてくださった。『なぜなら、「恵みの時に、わたしはあなたの願いを聞き入れた。救いの日に、わたしはあなたを助けた」と神は言っておられるからです。今や、恵みの時、今こそ、救いの日(?コリ6:2)』と言われているように、私たちは今神の救いのご計画の「時の終わりに直面している」のである。恵みの時代にあるからといって、悪―偶像を礼拝・みだらなこと・キリストを試みること・不平を言うこと・等々―が罰を免れるのではない。不本意にこれらの悪を行ってしまった者が真摯に悔い改め、キリストを信じるなら、赦しが与えられるのである。しかし神を侮り、悪を行い続ける者に赦しはない。
2014/9/25(木) 担当 ラウジー満世師 歴代誌下1:1-17 賛美 新聖歌198
ソロモンの治世が始まる。冒頭から、ソロモンの繁栄は神が共にいたからであるとされている。歴代誌ではソロモンの治世は王位継承のトラブルもなく、平和に始まっている。そしてソロモン自身も謙遜で、敬虔であり、ギブオンでの礼拝をもって統治を始める。ここで神はソロモンに願い事をするように言われた。しかも願うものを何でも与えるという確約まで伴っている。ソロモンは神の民をよく導くための知恵と見識を求め、神のことばの通りにそれを与えられた。
ソロモンが望むものが即座に、その願いどおりに与えられたことに私たちは驚くかもしれない。私たち自身は自分の経験を通して神に願っても与えられないことを一度は経験しているからである。ソロモンだけが特別であったのだろうか。1:11を読むと、ソロモンの願いが神の御心と一致していたことがわかる。私たちは何を求めるだろうか。自由に何でも求めることができる。私たちが神に願い求めていくときに、それが神の御心と一致するよういつも主とともに歩もう。
2014/9/26(金) 担当 高谷清師 ?コリ10:12 賛美 新聖歌427
パウロは「だから、立っていると思う者は、倒れないように気をつけるがよい」と警告する。先にパウロは「知識を持っている」と自負するコリント人に「自分は何か知っていると思う人がいたら、その人は、知らねばならぬことをまだ知らないのです(?コリ8:2)」と戒めた。律法の一字一句まで厳格に守ることを追い求め、それによって自らを義としたファリサイ人は御子によって「白く塗った墓に似ている」と、忌み嫌われた。ヘブル書の記者は「兄弟たち、あなたがたのうちに、信仰のない悪い心を抱いて、生ける神から離れてしまう者がないように注意しなさい。あなたがたのうちだれ一人、罪に惑わされてかたくなにならないように、「今日」という日のうちに、日々励まし合いなさい。――わたしたちは、最初の確信を最後までしっかりと持ち続けるなら、キリストに連なる者となるのです。――それについては、次のように言われています。「今日、あなたたちが神の声を聞くなら、神に反抗したときのように、心をかたくなにしてはならない。」いったいだれが、神の声を聞いたのに、反抗したのか。モーセを指導者としてエジプトを出たすべての者ではなかったか。いったいだれに対して、神は四十年間憤られたのか。罪を犯して、死骸を荒れ野にさらした者に対してではなかったか。いったいだれに対して、御自分の安息にあずからせはしないと、誓われたのか。従わなかった者に対してではなかったか。このようにして、彼らが安息にあずかることができなかったのは、不信仰のせいであったことがわたしたちに分かるのです(ヘブ 3:12-19)」と警告する。へりくだって信仰によって歩もう。
2014/9/27(土) 担当 高谷由紀子師 ルカ 18:18-23 新聖歌427
ある議員がイエスに、「善い先生、何をすれば永遠の命を受け継ぐことができるでしょうか」と尋ねました。彼には財産も名誉も地位もあり、この世においては不足のない生活を送っていました。しかし彼は心の中に何か足りないものを感じていたのです。これに対して主は「あなたに欠けているものがまだ一つある。持っている物をすべて売り払い、貧しい人々に分けてやりなさい。そうすれば、天に富を積むことになる。それから、わたしに従いなさい。」と言われました。この世においては、財産は安全と快楽を与え、善い行いは栄誉と信頼を得させるでしょう。しかしそれらは永遠の命に至る保証とはなりません。道であり、真理であり、命であられる主だけが私たちを永遠の命に導くのです。”,,1125″
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