2013/3/4-9
- 2013.03.04
- ディボーションの友
2013/3/4(月) 担当 高谷清師 ヘブライ人への手紙11: 35-38賛美 聖歌581
著者は「更にまさったよみがえりに達するために、釈放を拒み、拷問にかけられました」と述べる。エレアザルは旧約時代、聖書が食べることを禁じる穢れた食物、豚肉を食べることを強要された時、それを拒んで神への忠誠を否定するよりは、みずから進んで拷問台に向かい、喜んで死を選んだ(第2マカベア書)。同書にはさらに殉教者の記事が続くが死に際しある者は「宇宙の主はその律法のために死ぬわれわれを永遠のよみがえりへと目覚めさせたもうであろう」と述べたと記されている。日本の歴史においてもキリストに対する信仰を捨てるよう迫られ、それを拒んだ聖徒たちが殉教の死を遂げた。神は「あなたは、受けようとしている苦難を決して恐れてはいけない。見よ、悪魔が試みるために、あなたがたの何人かを牢に投げ込もうとしている。あなたがたは、十日の間苦しめられるであろう。死に至るまで忠実であれ。そうすれば、あなたに命の冠を授けよう(黙 2: 10)」と語っておられる。エリシャによって生き返らせてもらったシュネムの裕福な婦人の息子も、主イエスによって生き返らせてもらったラザロも死んだ。しかし最後まで信仰を守り通し、殉教の死を遂げた人々に対して神が約束されているのは、この世の命にまさった永遠の命である。
13/3/6 (水) 担当 高谷清師 ヘブライ人への手紙 11:35−38 賛美 聖歌523
著者はさらに「他の人たちはあざけられ、鞭打たれ、鎖につながれ、投獄されるという目に遭いました。彼らは石で打ち殺され、のこぎりで引かれ、剣で切り殺され、羊の皮や山羊の皮を着て放浪し、暮らしに事欠き、苦しめられ、虐待され、 荒れ野、山、岩穴、地の割れ目をさまよい歩きました」と述べる。この文章から、エレミヤ、イザヤ、ウリヤ、エリヤ、エリシャ、ヨハネの兄弟ヤコブ等の人々を思い起こすであろう。そして「世は彼らにふさわしくなかったのです」と述べる。パウロは「世」について「この世を支配する者、かの空中に勢力を持つ者、すなわち、不従順な者たちの内に今も働く霊(エフェ2:2)」と述べている。主もまた「これらのことを話したのは、あなたがたがわたしによって平和を得るためである。あなたがたには世で苦難がある。しかし、勇気を出しなさい。わたしは既に世に勝っている(ヨハ 16: 33)」と語っておられる。
それでは、主は私たちを信仰者たちにふさわしくない、苦難に満ちた世におかれるのであろうか。パウロは「あなたがたは、代価を払って買い取られたのです。だから、自分の体で神の栄光を現しなさい(?コリ 6: 20)」と語っている。主が私たちを世におかれたのは神の栄光を現わすためである。
2013/3/8(金) 担当 高谷清師 ヘブライ人への手紙11: 22−38 賛美 聖歌637
御言葉を伝えるのに好都合な時というのはありません。また、好都合な環境というのもないのです。クリスチャンや伝道者、牧師が御言葉を証し、語るのにあれこれ良い時を模索しているなら、御言葉を伝えることはできません。どんな時にも、いかなる状況にあっても、御言葉を伝えることは救われた者の任務であり使命であることを自覚して、福音宣教に励みましょう。
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